第7回 閑話休題〜腰痛からの復活・東京国際女子マラソン (2002年12月)  こんにちは。先月の東京国際女子、自己ベストには遠くおよばない結果でし たが、マラソンの魅力を再発見したような気持ちでゴールしたランママです。 沿道やテレビ、はたまたネット上でご声援頂いた皆さま、本当にありがとうご ざいました。今回は予定を少し変えて、東京国際女子マラソンの報告をさせて 下さいね。  再発見したマラソンの魅力、それは「イーブンペースで後半ゴボウ抜 き」・・・、あ、いやいやそれよりも「己をコントロールすること」による達 成感とでもいいましょうか。  実は今回は直前まで出場か欠場かを迷っていました。夏の終わりに腰を痛め て走りこみができず不安材料満載だったのです。故障をお持ちの方にはわかっ て頂けると思いますが、痛みというのは闘う気持ちを萎えさせますねぇ。「シ ンドイ(これって関西弁なんですね、大人になるまで知らなかった)」ことは いくらでも頑張る自信がありますが、「イタイ」のはつらいですね。9月以降 エアロバイクなどの代替トレーニングは行いましたが、走ることに関しては何 本かのローカルレースで「試運転」したのみという状態で本番に臨むことにな ってしまいました。そんな状態で出場すべきじゃないというアドバイスも頂い たのですが、こういう時にどんなレースができるのか、それなら一丁やってや ろうじゃないかと。天邪鬼というんでしょうか。とにかく私はレースに対して 準備できたのは何か、できなかったのは何かを整理してみました。 1.1ヶ月以上のランニング休養で痛みは軽くなった 2.エアロバイクのトレーニングを行ったが心肺機能は若干低下した 3.4週間前の3時間走でゆっくりながら40キロを走る目処は立った 4.3週間前の30キロレースは途中リタイア、サブスリーペースは維持でき ないと知った 5.2週間前のハーフでは後半加速でき、スロースタートが必要だとわかった こうして「絶対に突っ込まないガマンのレース」、1km4分20秒で完走す ることを目標として国立競技場のスタートラインに立ったのです。はじめの1 0キロはまったくもう後から後から抜かれる一方でしたが、ガマンガマン。し かし4分20秒のペースをじっと守っていると後半になって次第に順位が上が り、ラストの坂も力強い足取り(のつもり)で駆け上がって結果は3時間2分、 折り返してから30くらい順位を上げてのゴールでした。気温11度、湿度6 0%、微風の好条件にも助けられました。  1km4分20秒は今の私にとって心拍数160拍/分程度、最高心拍数の85% にあたります。これまで私はベストの体調であれば90%を超える状態、コン コーニテストによるHRT(心拍性作業閾値)に近い状態でフルマラソンのレー スを走っていました。今回脚は終盤きつかったですが、心拍数の面では少しば かりのゆとりがあったわけです。少しの余裕をもって呼吸にしろペースにしろ 完全にコントロールできているレースというのは本当に気持ちのいいもの。よ く「マラソンって、走ってる間に何考えてるの?」と聞かれますが、こういう 時は「無」じゃないでしょうか。それだけレースに集中しながらも、沿道のご 声援はもちろん、1キロごとの距離表示さえも楽しみながら、あっという間の 42キロだったような気がします。  負け惜しみでなく今回本当にマラソンが楽しかった私、余裕のレースの心地 よさにハマッてしまいそうですが、腰を完治させていつかもう一度「闘うラン ママ」復活します。今はまだ心拍数135拍/分以下のリラックスペースのジ ョグばかりですが。おっと、次回こそ心拍レベル別のトレーニングをお話しな ければ。