Run Mam 〜 Run Time♪ 第3章 山ランちょっといい話 @runnerが配信するメルマガ「BEST RUN!」のバックナンバーから収録しまし た。 第11回 ヘビイチゴは苦いよ! (2003年7月)  こんにちは!梅雨の間も結構「雨ラン」を楽しんだランママです。皆さんは いかがお過ごしでしたか? ある大学でこの4月から「陸上競技」という授業を受け持っています。実はラ ンニング検索エンジン執筆者の福嶋先生が多忙になったので引き継いだのです が、長距離ランナーの福嶋先生が(なぜか?)短距離や跳躍、投擲を教えてこ られたので、私は今年卒業する彼女らの今後に役立つことを願って市民マラソ ンの世界に引っ張り込んでいます。先月は地域の走友会の練習に何度かお邪魔 しましたが、そのうち二度は大雨に降られてしまいました。土砂降りの雨の中 を嬉々として走るオジサン、オバサンたちを目の当たりにして、目から鱗が落 ちたような学生たち。皆さんはまさに生きた教科書です!  さて、前回「どこかのトレイルでお会いしましょう!」と書いたとおり、日 曜日などはひねもす山を走り回っている今日この頃。しばらくは趣向を変えて 「山ラン〜ちょっといい話」におつきあいください。  初めて走った山は大阪と奈良の間に横たわる生駒山の縦走路、10年ほど前に 先輩ランナーが連れて行って下さいました。雄大な景色、けれど険しい山道、 それでも慣れた足取りの先輩のしなやかなフォーム、「こんなトレーニングが あるのか」とそれこそ目から鱗の落ちる思いでした。その時教わったもうひと つの楽しみが山ランの「おいしさ」です。季節ごとに味わいの変わる山の湧き 水。春先にはフキノトウやタラの芽を摘んで帰り、天婦羅にして頂きながら 「この苦味が身体の毒を消してくれるのね」と山の神様に感謝。夏に大勢で走 りに行った時には、里の農家の軒先で一盛り100円、リコピンたっぷりの赤い トマトにかじりつき「活性酸素よ飛んでいけ〜」。  先月、私の山ラン・ホームコース、大阪北部の能勢妙見山へ行った時には木 苺が今を盛りとたわわに実っておりました。キイチゴはバラ科の植物でおよそ 700もの種類があり、日本全国にさまざまな種が分布しています。私たちがお いしく頂いたのはニガイチゴ(別名ゴガツイチゴ)ではないかなぁと思います。 それほど高くない山(妙見山は660m)などで腰の丈ぐらいの藪をつくり、5月 ごろに白い花が咲いてそのあとに直径1センチほどの赤い実をつけます。甘い 中に少し苦味があって、何だか郷愁をそそる味わいでした。ビタミンCの補給 にもなるのかしら?さすがに「五訂食品成分分析表」にも掲載されていません。  よく似たものにヘビイチゴってのがあります。これは結構どこにでも生えて いていかにもおいしそうな赤い実をつけています。花が黄色いことと、蔓や葉 が地を這うように低く広がっているのが特徴。残念ながら口にしてもまるで味 がありませんのでご注意を!  思い出してみれば子供のころは外で遊んでいてもそこらじゅうに自然の恵み のおやつがありました。木苺、桑の実、茱(グミ)、柿などなど。今の子供は 少し歩けばコンビニにあたり・・・おやつには不自由しないでしょうけれどね。