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2004年スタート直後
'00 わ、若い?
ポニーテールの佐藤



 

 

■大阪国際女子マラソンって?

浪速の冬の風物詩「大阪国際女子マラソン」は毎年1月の最終日曜日に行なわれる女性だけのマラソン・レース。
白バイの女性警官に先導された色鮮やかなウェアのランナーたちが、紅白の小旗が打ち振られる熱い声援の中、浪速の街を駆け抜ける。

女性ランナーのマラソン・駅伝への進出の機運が高まっていた1982年にスタートしたこのレースは、2006年1月29日に第25回大会を迎える。
オリンピックに女子マラソンが取り入れられたのは1984年ロサンゼルス大会、日本ではこれより先に東京(11月)・大阪(1月)・名古屋(3月)で「国際女子マラソン大会」がそれぞれ産声を上げた。
女性だけのハイレベルなマラソン大会は他に例がなく世界からも高く評価されている。とりわけ大阪はマラソンに最適の気候・フラットなコース・熱狂的な市民の声援という条件に恵まれ、過去に何度も好記録や名勝負を生み出した浪速の誇るロードレースだ。

2006年1月29日(日)12時10分。
長居公園陸上競技場→大阪城公園→御堂筋・新橋交差点折り返しの42.195km。
自らを鍛えてマラソン3時間15分以内という出場資格を得た女性ランナーたちは、今静かな闘志を秘めてスタートの瞬間を待っている。

2006大阪国際女子マラソン大会の公式サイトはこちら
http://www.osaka-marathon.jp/index.html

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■私のワンポイント・テーマ

大阪国際女子マラソンは地元のレース、ベストを尽くして皆さんの前で恥ずかしくない走りをしたいという気持ちが強く起こります。
私の周りにも同じ思いを持つ出場者は多いようで、それは時にプレッシャーとなってランナーを押しつぶしてしまうこともあるようです。
私はこの大阪国際女子マラソン出場に当たって、毎年何かひとつワンポイント・テーマを持って臨んできました。
「自己ベスト更新」の他に、ひとつだけささやかな課題を自分に果たすことでプレッシャーを和らげているのかも知れません。
※豊中グリーンクラブ会報誌「レストハウス」Vol.15収録分を加筆修正したものです。

97年 笑顔でゴール
初出場。出産やケガで予定より3年遅れての資格ゲットです。ところが年末に足の甲が痛くなり「もしや出られないのでは?」・・・。今思えば「レース直前不安症候群」、私もまだまだ肝っ玉が小さかった。そんな時頂いた一枚の年賀状に「笑顔でゴールしてください」。これだ!と思いました。3時間09分43秒、137位。優勝はカトリン・ドーレ2時間25分57秒。
'97初出場の初々しい?笑顔

98年 競技場でラストスパート
前年のレース、最後はまったく力が入らず背後から迫るランナーに為すすべもなく抜かれるがまま、笑顔はあっても不甲斐ないゴールでした。今回は長居に帰ってきてから5人をかわして目標達成。2時間57分35秒、54位。優勝リディア・シモン、2時間28分31秒。

99年 悲劇のヒロインとちゃうで!

離婚したことを実家の親にさえも言わず一人で抱え込んでいた頃。秋の東京国際女子マラソンでは途中で泣きながら歩いてしまったのですが、大阪の頃にはそれを馬鹿らしいと思えるまでに吹っ切れていました。終盤、手首の数珠が切れて水晶玉が飛び散ったのは何だか象徴的な出来事でした。私の代わりに切れてくれたのでしょう。2時間56分24秒、48位。優勝リディア・シモン、2時間23分24秒。


00年 上を向いて走ろう

いつも沿道で応援してくださる仲間からレース後にたくさんの写真を頂き感謝しています。
しかし、前年の写真は目を伏せた暗い表情が多くてショック!今日は絶対うつむかずに走ろうと思いました。この日は雨のレースでしたが、スタートからオリンピックを狙う弘山や有森に混じって猛然とダッシュ、最後までひたすら顔を上げて走りました。
2時間52分23秒、34位。優勝・リディア・シモン、2時間22分54秒。
'00 シドニー五輪選考レース シモン、弘山、浅利、有森らと
'00 シドニー五輪選考レース
シモン、弘山、浅利、有森らと
互角のスタートを見せる佐藤

01年 あと1キロ、ようやく投げたサングラス
苦しいレースでした。
東京で意外とあっさり2時間48分を出した後に体調を崩し、直前まで出場を迷っていました。
レースでサングラスをすることはあまりなかったのですが、自信のなさが「顔を隠す」行為につながったのかも。
長居まで帰ってこられたらサングラスをはずそうと、そんなことを拠り所にして走ることもあるのです。
2時間53分06秒、32位。優勝・渋井陽子、2時間23分11秒。
NO.119 ピーポーピー救急車が通ります。
'01 NO.119 ピーポーピー救急車が通ります。
進路をゆずってください!

02年 あがりの2.195kmを8分台で

最後に失速しないレースは達成感が倍増します。私にとっては40km以降を9分切って走ることが目安となります。私と同タイムぐらいでも最後ヨレヨレ、10分近くかかってゴールする方、特に男性に多いんですよ。この日は強烈な向かい風で実際にはラスト9分1秒かかりましたが、大阪のコースでのベストタイムが出ました。ちなみにこのレースを8分台までで上がっているのは15人です。2時間50分13秒、29位。優勝・ローナ・キプラガト、2時間23分55秒。 スペシャルドリンクのボトル
なんにもつけないのが一番目立ってたりして・・・
スペシャルドリンクのボトル

03年 ゴールしたらクールダウン

更衣室のシャワーは選手の数に比べてチョット少ない。ですから以前はゴール後シャワーに直行していました。ある年、汗を流してキレイな服着てパーティーに行くべく選手輸送のバスに乗っていると、バスの外でまだジャージのままの友人が黙々とダウンジョグをしているではありませんか。ガツンとやられた気がしました。それから私も心を入れ替えたのです。この日のレースは故障からの復帰戦でもあり不安だらけでしたが、「ゴールしたらダウンジョグするぞ!」それだけを楽しみに、湯里6丁目を曲がって長居公園を目指しました。2時間55分56秒、52位。優勝・野口みずき、2時間21分18秒。
2004年スタート直後
'03 故障からの復帰
長居公園に帰ってきて
思わず「投げキッス」

04年 25kmで無礼講!
私のレース、30km以降がよく評価されます。
それも以前は「ここからがオバチャンのレース!」と気張っていたのですが、最近は「もう後は競技場へ帰るだけやん」と気が楽になるのです。逆に言うと30kmまでは少し抑えていました。よし、その箍をはずそう。
25km過ぎたら遠慮はいらん、勝負に出るぞ!この日はスタート直後から黒崎しのぶさんとのマッチレース(15kmぐらいまでは関谷彰子さんと3人の集団、う〜ん、ものすごい顔ぶれ)。
少しキツそうな黒崎さんに私が先行する展開、どこで引き離そうかと思っていたら、25km通過して玉造門に入る下りでスーッと置いていかれました。恐るべし大阪国際女子マラソンの生き字引、黒崎センセー(失礼!)。
勝負のはずの私は全く反応できず。
2時間52分41秒、32位。優勝・坂本直子、2時間25分29秒。
2004年スタート直後
2004年大会のスタート直後

2004年スタート直後
'04 迫力のマッチレース

05年 シューズにキッス!

一年を通しての長期計画からレース直前1ヶ月まで、こんなに充実したトレーニングを積めたシーズンは滅多にありません。

夏から秋のトレイルラン、ウルトラ100kmの記録更新、そこからフルマラソンへの移行。

いつもは仲間内でひっそり行っていた直前のペース走も、練習相手を掲示板で募集し、シューズやウェアもアドバイスを受け、沿道での声援をお願いし、これまで以上に皆さんのお世話になって迎えたレースでした。

おかげさまで当日の体調不良を何とか克服して4年半ぶりの自己ベスト。これはこのシーズンの1歳刻みランキングのトップ記録となるオマケまで着きました。

アテネ五輪で優勝した野口みずき選手がゴール直後に思わずシューズにキッスしたように、私も感謝の気持ちを何かであらわしたかったのです。


2時間47分53秒、31位。優勝・エレナ・プロコプツカ、2時間22分56秒。

2005年 強気の一番ピン
’05 強気の一番ピン
 
05 シューズにキッス
'05 シューズにキッス

 冬の浪速の風物詩、大阪国際女子マラソン。今年で10回目の出場になります。また私なりのテーマを持って臨みます。皆さまの熱いご声援本当に感謝しています。

■実録・大阪国際への道

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